3-1. イベント(自然誌フェスタ)

自然誌フェスタ2019報告

今年も、毎年恒例の中央博主催の自然誌フェスタに出展しました。11月3日は、博物館の入場無料日だったため、普段より多くの親子連れの姿が見られました。

今年は、去年のアクシデントもあり、雄のオオスズメバチが展示できなくなってしまった分、宮野さんのカマキリを増やし、木勢さんのモルフォチョウ、千葉県内で採集したチョウ・ガ・甲虫、川畑さん採集のガなどの標本、また伊藤さんの幼虫たちも去年に引き続き展示し、それらを千葉昆Tシャツを着た会員が解説する、というものです。齋木は今年もクイズを担当させて頂きました。今年で担当させて頂くのも3回目となったクイズですが、今年は去年のクイズに少し修正を加え、より楽しく、わかりやすいクイズを目指しました。その成果もあってか、沢山の子供たちや、保護者の方にも楽しんで頂けたようです。クイズをヒントなしでも答えてくれる子供がいると、とても嬉しくなります。今年もクイズの景品は木勢さんの昆虫切手でしたが、用意した150枚すべてをクイズに答えてくださった来場者に渡すことが出来ました。ただ切手の数にも限界があるので、来年以降の景品は、缶バッジなど別のものを考える必要がありそうです。木勢さんのモルフォチョウのスペースでは、とても美しい標本の数々に、多くの人が惹きつけられていたようでした。その横の城田さんの標本のスペースでは、千葉県内でも様々な虫が採れることに多くの人が驚いていました。特に千葉県産のオオクワガタはとても注目されていました。川畑さんの大網のガの標本は、来場者の方も見たことがある種類が多く、オオミズアオなどは親近感を抱いた方も多かったようです。そして今年も、生き虫とふれあうスペースはとても盛り上がっていました。今年は宮野さんのカマキリをはじめ、クロメンガタスズメ、キアゲハ、ハナムグリの幼虫などを展示しましたが、見ていると大人の方よりも、子供の方が昆虫を触ることに抵抗が少ないように思えました。子供が先に触って、それを見て保護者が触る様子も多く見られました。また、大きなクロメンガタスズメの幼虫を見て、最初は怖がっていても、触ってみるうちに愛着ががわいてくる子供も何人もいました。中には、最初から幼虫を「かわいい」と言ってくれる人も。こちらとしてもとても嬉しくなりました。ハナムグリの幼虫が背中で歩いている様子にはほとんどの来場者から「初めて見た」という声が上がりました。

今年は、若手メンバーが新たに2人参加してくれました。若者組が4人いるというのは、他の展示と比べてもとても多く、活気があったと思います。千葉昆の来場者数は170人程度でしたが、来場者の満足度は高かったと思います。来年も出展する予定ですので、是非参加してみてはいかがでしょうか。(斎木有悟)

以下3名の若者の感想です↓

私は主に昆虫クイズとイモムシの生体展示を担当しました。今回もとても好評で、問題を出すことやイモムシの生体について解説することが、楽しかったです。また、千葉県の大型蛾とスズメガの標本を出品しました。房総のむらで採集したヒメヤママユ以外は自宅付近で採集した物であることを説明したら、「すごいところに住んでいるね。」「本当にこれが家の周りで採れるの?」などと、とても驚かれました。(川畑春佳 中2♀)

初めて自然誌フェスタの手伝いをさせていただきました。僕は、ムシクイズの担当でした。午前は来てくれた方にクイズをやりましたが、午後になると「ムシクイズをやりませんか?」といろんな人に積極的にすすめたりしました。多くの人にやっていただいたのでよかったです。みんなが虫に関心を持ってくれたので、嬉しかったです。(川島岳樹 小5♂

今年は初めてスタッフとしてこの自然誌フェスタに参加しました。そして、クイズの紹介などしていて子どもじゃなくて大人も驚いていたりしていたのが物凄く印象に残っています。自分の中で一番印象に残っているのはハナムグリの幼虫が背中で歩いていてビックリしました。来年は今年の経験を活かして頑張りたいと思います。(龍見優希 中1♂)

自然誌フェスタ千葉2018に出展しました
毎年恒例ですが、中央博の自然誌フェスタに出展しました。11月3日は文化の日ということで、入場無料です。それに合わせて、サークルや同好会が集い、地階ホールで展示をします。千葉昆の集客・おもてなし戦略は、まず、モルフォをはじめとする南米の美麗蝶(木勢さんの標本)で来場者を引きつけて、春佳ちゃん担当の手乗りスズメバチ(バッチ君:雄なので刺しません)で来場者の心をがっちり掴み、岩井くんと斎木くん担当のムシクイズに誘導してクイズを楽しんでいただき(景品は昆虫切手)、生き虫ふれあいコーナーで、蝶やコガネの幼虫、クワガタやコガネ成虫と、心ゆくまでたわむれていただくという流れです。日暮は、生き虫コーナーを担当しました。接客していて感じたことは、母親が怖がると、子供も怖がってさわらない傾向があること、そして、意外にも男の子は腰が引けて、毛虫をさわれない子が多いのに対して、女の子の方が怖がらずにさわって楽しむ傾向がありました。子供が毛虫を恐る恐るさわったり、スズメバチを手のひらに乗せて観察しているうちに、子供の表情が打ち解けていき、生き生きとした表情になり、「かわいい」と言ってなではじめるのを見ていると、なんだかとても嬉しい気分になります。今回は予想外のハプニングが続きました。なんと、宮野さんのバッチ君がリードの糸を噛み切って脱走、会場内を飛びまわり、天窓に消えたのです。一時、会場がざわつきましたが、雄だったので、騒ぎにはなりませんでした。さらにその後、城田さんのバッチ君も糸を噛み切り脱走、これも天窓に消えました。どちらも、宮野さんが屋根を何度も上り下りして探し出し、無事回収されました。宮野さん、お疲れ様でした。また、来年に向けて、バッチ君が脱走しないようにするという課題ができました。今年は全体で800人を越える入場者があったそうですが、ブースで対応した感触では、昨年に比べるとだいぶ少ないという印象です。実際、大人90人・子供90人と昨年の半数程でしたが、来場者の方々が生き虫とふれあったり標本を眺める時間が増えて、かえって良かったのではないかとも思います。来年も出展すると思いますが、会員の皆さまも展示スタッフとして参加できますので、いかがでしょうか? 子供たちとのやりとりで、ほっこりできますよ!(日暮卓志)
以下、今回大活躍の「若者組」の感想です。
今年も千葉昆のブースにはたくさんの親子づれなどが来てくださり、とても賑わっていて楽しかったです。また、2年ぶりに復活したオオスズメバチ♂(バッチ君)の生体展示でもたくさんの人やチーバくんが驚いたり、感心してくれたりしてくれて、とても嬉しかったです。当日大活躍のバッチ君ですが、元気に昆虫ゼリーをかじる姿がとても可愛く、我が家のアイドルです!(川畑春佳:中1)
僕も今回で自然誌フェスタに参加するのも三回目になり、今回はクイズをほぼ全て任せて頂きました。子供に限らず、大人の方までがクイズの答えを聞いて驚いていたのが印象的でした。去年の経験も活かしつつ、よりクイズを楽しんで頂けたのではないかと思います。また来年も、クイズの質を上げて参加させて頂きたいと思います。(斎木有悟:中2)
去年に引き続きスタッフとしてフェスタに参加しました。今年はクイズ担当のほか、自分の標本を一箱出しました。決して最高傑作とは言えないものでしたが、それでも子供達はすごく興味深そうに標本を見ていて、中には写真まで撮ってくれた子もいました。自分のたった一箱の標本がたくさんの子供達の参考になれて、とても嬉しかったです。また、今年は去年来ていた方々も多く、これからもこのフェスタを楽しみにしてくださる人が増えていけば良いと感じました。来年は受験生なので勉強に専念しなければなりませんが、次回のフェスタにもたくさんの人が来て、昆虫に興味を持ってくれる事を願っています。(岩井太陽:中2)

自然誌フェスタ千葉2017に出展しました
2017年11月3日の文化の日、県立中央博物館で「自然誌フェスタ千葉」が開かれました。日頃より中央博物館を拠点に活動している団体が、活動報告やワークショップなど特色あるブースを出展しました。千葉県昆虫談話会は、昨年に続き4回目の出展で、若手を中心とした小学生からシニアまでの会員が、昆虫標本や生体の展示、昆虫クイズなどでお客様をお迎えしました。この日は博物館の無料開放日で、多くの家族連れが博物館を訪れました。フェスタ会場でひときわ目立つ美しい蝶の標本や大きなイモムシをきっかけに来場者の会話も弾み、千葉昆や千葉県の昆虫について知っていただく良い機会になりました。スタッフの笑顔あふれるおもてなしに、大人75名、子ども140名ほどお客様が、ブースを楽しまれました。当日は、入会のご案内も積極的に行い、大人2名、小学生2名の新しい仲間を迎えることもできました。主なイベントの内容は以下の通りです。
1) 虫クイズに答えて世界の昆虫切手プレゼント
昨年に引き続き、ブースの目玉となるクイズコーナーでは、昆虫クイズを出題し、正解した方(挑戦者全員!)に世界の昆虫切手をプレゼントしました。昨年の反省を踏まえて、来場した子どもたちにより親しんでもらうために、斎木有悟会員が問題のリニューアルを行いました。子ども目線と虫屋の知識を織り交ぜた良問揃いで、一見簡単そうな問題も、写真や標本を使った丁寧な解説に、大人の来場者にも好評でした。例えば、「モンシロチョウの幼虫が生まれて初めて食べるものは?」という問題では、青虫は葉っぱを食べるという知識を持った大人には意外に難しく、自らの卵の殻を食べる小さな幼虫の写真に感嘆の声が聞かれました。クイズコーナーでは、斎木会員、山本会員、岩井会員が大活躍で、優しさあふれる対応に、答えに迷った子どもたちも自然と正解に導かれ、珍しい昆虫切手に満足そうでした。賞品として用意した世界の昆虫切手3枚セット150組は、終了前にすべて提供を終えました。
2) 千葉県と中南米の昆虫標本を紹介
カブトムシ、クワガタ、スズメバチを中心とした千葉県の昆虫と、モルフォチョウを中心とした中南米の美しい蝶と蛾、川畑春佳会員が夏休みにまとめた大網白里市の蛾の標本と論文を展示しました。外国産の青く輝くモルフォチョウや、シースルーの蝶や蛾は多くの方の眼を釘付けにしましたが、千葉県にも青く輝くルーミスシジミや、スケスケのスカシガギバがいることを標本でご説明すると、大変興味深く見ていただけました。大網白里市の蛾の展示では、「蛾もきれいだね」とか「これ、近所で見たことある」など、身近な昆虫により親しんでいただけました。また、千葉県産の大きなコクワガタと小さなオオクワガタ、スズメバチの女王とオスの標本は、多様な昆虫の世界を感じさせる展示でした。
3) 生きた虫を見よう触ろう
アカボシゴマダラ、ナガサキアゲハ、キイロスズメなど蝶と蛾の幼虫と、オオセンチコガネ、ムネアカセンチコガネなどを中心に、生き虫の展示と手乗り体験をしました。大人気だったのは、リンゴドクガの幼虫です。ふさふさの鮮やかな黄色い毛と赤いワンポイントが美しい毛虫で、はじめは怖がっていた人たちも、手に載せると「かわいい」と歓声が上がりました。宝石のようなオオセンチコガネや、動きが愛らしいムネアカセンチコガネは、照明の近くであらためて観察する方も多く、標本と見比べて理解を深めているようでした。
今年は生きたスズメバチの♂が用意できず、手乗り体験ができませんでしたが、例年通り大変盛り上がりました。
4) 10m捕虫網にびっくり!
虫捕り道具の代表である捕虫網のデモンストレーションを行いました。直径1m、長さ10mの網を地階ホールから伸ばすと、1階の天井付近まで達して迫力満点、来場者の注目を集めました。会員に助けられながら実際に網を持ってみると、まっすぐ支えるだけでも大変で、コントロールするには相当な体力を要することがわかります。網を見上げる子どもたちの、好奇心に満ちた笑顔が印象的でした。
5) その他
会員が撮影した蝶の写真をパネル展示しました。入会案内コーナーでは、会誌「房総の昆虫」の最新2号分を閲覧用に置き、会の活動などを説明しました。小学生を含む4名の方にご入会いただき、入会プレゼントとして外国産蝶やルーミスシジミのミニ標本をプレゼントしました。今回の出展で、昆虫が好きな方にも、そうでもない方にも、昆虫好きな子どもの保護者の方にも、千葉昆のことを知っていただくことができ、新たな仲間を迎えることができたのは本当に嬉しく思いました。千葉県の形にルーミスシジミとシャープゲンゴロウモドキをあしらった揃いのTシャツでお客様を迎える千葉昆ブースは、終日活気に満ちていました。昆虫たちの輝きに負けないくらい、会員ひとりひとりが輝いていて、出展や来場者との交流を楽しんでいるようでした。特筆すべきは、若手会員が前面に立って、休憩時間も惜しんで展示を盛り上げてくれたことです。彼らの活躍は、他団体からも称賛され、千葉昆の明るい未来を感じました。これからも、昆虫少年の活躍の場として千葉昆が発展し、自然誌フェスタなどで成果を発信していけるよう願っています。数か月にわたるイベントの準備から当日まで、お世話になった中央博物館の職員及び千葉昆会員の皆様に、心より感謝申し上げます。最後に、千葉昆の顔として頑張ってくれた2名の会員の感想をご紹介します。(川畑雅代)
僕は自然誌フェスタには今回で二回目の参加でした。今回はクイズの作成をほぼ全て担当させていただきました。とても面白いクイズを作ることができ、お客さんにも楽しんでもらえたと思います。また今年も数名の若手の会員が入会してくれたのでよかったと思います。来年もまた面白いクイズを作成して多くの人に楽しんでもらえたらと思います。(斎木有悟:中2)
僕は、会員としてはじめて自然誌フェスタに参加しました。クイズの出題などをやりましたが、与えられた問題に一生懸命に取り組んでいる子供達を見て、虫について考える良い経験になったのではないかと思いました。そして、このようなことをきっかけに少しでも虫に興味を持ってくれる人が増えるといいなと思いました。また、会に新しく次世代の千葉昆を担っていく小学生が2人入ったということで、同世代である僕としても仲間が増えるのは非常に心強く、嬉しいです。来年もこの自然誌フェスタをより良いイベントにするためにも参加し、協力したいと思っています。(岩井太陽:中1)

自然誌フェスタ2017

自然誌フェスタ2017

自然誌フェスタ2017

自然誌フェスタ千葉2016に出展しました
2016年11月3日の文化の日、県立中央博物館で「自然誌フェスタ千葉」が開かれました。『虫好き、花好き、化石好き、歴史好き―みんな集合―』のテーマの元、千葉県昆虫談話会は3回目の出展をしました。この日は博物館の無料開放日であり、多くの家族連れの来訪があることから、楽しみながら千葉昆と虫のことを知っていただくいい機会となりました。千葉県の形の中にシャープゲンゴロウモドキとルーミスシジミを盛り込んだお揃いのTシャツを着た、小学生からシニアまでの10 名の会員と、生きて元気に動いているものと、既に標本になってしまった100匹以上の昆虫たちがスタッフとしてお客様をお迎えしたことが功を奏し、昨年を大いに上回る300 人以上のお客様がブースで楽しまれ、大盛況のうちに幕を閉じました。また、嬉しいことに8人の新しい仲間を迎えることができました。主なイベントの内容は以下の通りです。
1) 虫クイズに答えて世界の昆虫切手をゲットしよう!
ブースの目玉となるこのコーナーでは、子ども向けに作った14種類のクイズの中から、くじで選んだ1問を答えてもらいました。『モンシロチョウはどれ?』とか、『アゲハ幼虫のエサはどの葉っぱ?』という問題にはスムーズに答えられる子が多かったです。アゲハやモンシロチョウはそれだけ馴染みの深い蝶なのでしょう。ヤマトタマムシとウバタマムシの並んだ写真を見せ、『この2 匹の関係は?』という難しい問題に易々と答える頼もしい昆虫少年にも出会いました。答えに迷っている子には手を変え品を変えたヒントを与え、参加した全員を正解に導きました。賞品として用意した世界の昆虫切手3枚セットの150 組と昆虫絵ハガキは、終了前には全て提供を終えました。このコーナーは斎木有悟会員が大活躍でした。歳の近いお兄さんがクイズの出題をすることがいい雰囲気を醸し出していました。クイズは、昨年使ったものの一部を改訂し、易しい問題にしたつもりが却って難しくなってしまったものもありました。難易度を揃えた、一般の子ども向けの出題は意外に難しいことがよく分りましたので、来年は若い会員の協力を得て見直す考えです。
2) 生きた虫を観察しよう・さわろう!
何と言っても一番の人気者はオスのスズメバチでした。逃げないように腰を木綿糸で縛ったオオスズメバチ1頭とコガタスズメバチ2頭を輪番制としました。このような「手乗りスズメバチ」に大抵の人は目を丸くしますが、ハチの針はメスの産卵管が変化したもので、針をもたないオスは刺さないことを説明すると、最初は恐々でも慣れてくると手のひらや肩に止まらせて記念撮影を楽しんでいました。スズメバチのオスとメスの区別は難しいので、野外で出会っても決して掴むことのないように伝えたのは勿論のことです。
幼虫では、オオムラサキ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、クロメンガタスズメ、シンジュサン、フクラスズメを紹介しました。大きくてもつるんとしたクロメンガタスズメや砂糖菓子のように白く綺麗なシンジュサンには、父母から促されてそっと触る子が多かったのですが、カラフルでよく動く毛虫のフクラスズメは怖いようでした。併せて、これらの成虫の標本も並べました。
成虫では、クロコノマチョウの他に、何匹かでキノコを引き合うムネアカセンチコガネの遊具で遊んでいるような可愛い動きや、妖しく光るオオセンチコガネの美しさが印象的でした。
3) 千葉県と中南米の昆虫標本を紹介
カブトムシ、クワガタムシを中心とした千葉県の昆虫と、青く光り輝くモルフォチョウ満載の標本を展示しました。この他、川畑春佳会員が夏休みの自由研究としてまとめた、大型ドイツ箱一杯のオオセンチコガネの標本と論文を紹介しました。特に、家族連れの保護者の方々からの質問が多く、川畑会員の大人顔負けの落ち着いた対応に絶大な賛辞を戴きました。
4) 君も虫捕りのプロに変身!
捕虫網や三角ケース、毒瓶、標本つくりの道具を展示しました。中でも、博物館ホールの1階に楽々と届く(会場は地階)、直径1mのネットを付けた長竿は周りのお客様の注目の的となりました。普段目にすることのない道具に子ども達は興味津々でした。
5) その他
会誌「房総の昆虫」の最新2 号分を閲覧用に、採集会や房総のむらの調査などの活動の様子を紹介する写真や会員の撮影による昆虫写真を掲示しました。更に、入会案内コーナーを設けました。小学生6人を含む8人に入会いただき、入会プレゼントとして特別に用意した外国産蝶のミニ標本は不足となり、後日進呈する約束をしました。
千葉昆のブースは、博物館本館1階ホールに設けられました。吹き抜けの2階から見下ろすと、標本箱の中のモルフォチョウの青がキラキラ光って何とも言えない美しさでした。この煌めきに引きつけられるように階段を下りておいでになったお客様もいらしたようで、賑わいが絶えることはありませんでした。一方、モルフォチョウのような派手な美しさがない地味な(シックな)虫でも、生きて動いているというだけで魅力を最大限にアピールできるものです。怖いのか、ちょっと離れて、それでもオスのスズメバチや蝶蛾の幼虫などから目が離せない子ども達にそっと差し出して「ちょっとさわってみない?」と声をかけた後、始めは恐々と指先だけが微かに触れて、大丈夫と感じた途端に肩の力がふっと抜ける瞬間を見ることはとても嬉しいものです。見るだけ、話に聞くだけではだめ。子どもは自分の手で触って感触を確かめて、そこで初めて虫を身近な存在として分類するのだと考えています。そんな場を提供できたことで、一人でも多くの昆虫少年少女が育ってくれればと願うばかりです。夏休み中から始まった準備から、イベント当日までお世話になった中央博及び千葉昆の会員の皆さまに心より感謝申し上げます。最後に、今回のスタッフとして一緒に汗を流してくれた、将来の千葉昆を背負って立つ2 人の会員の感想を紹介いたします。(伊藤文子)
自然誌フェスタに参加して、よかったことは、生きているオオスズメバチを連れて、会場をまわったことです。糸をつけたオオスズメバチをお客さんに見せると、ロボットだと思ったり、「わぁぁぁー」っと怖がったりしたけど、刺さないことを説明したら、手にのせて、かわいがってくれました。そして、千葉昆のブースも見てくれました。小学生の会員が入ってくれたことも、うれしかったです。来年も参加したいです。(川畑春佳:小5)
僕は、千葉県昆虫談話会の会員として、初めて自然誌フェスタに参加しました。生体、標本の説明をしましたが、お客さんが説明を聞いたり、手乗りスズメバチを見たりして驚いてくれたことがあり、楽しんでいただけたのではないかと思います。また、若手の会員が6 名入ってくれたので嬉しかったです。来年もまた参加したいと思います。(斎木有悟:中1)

自然誌フェスタ2016

自然誌フェスタ2016

自然誌フェスタ千葉2015
「虫好き、花好き、化石好き-みんな集合-自然誌フェスタ千葉」(2015年11月3日 文化の日)が県立中央博物館で開催されました。千葉県昆虫談話会は昨年に引き続き今年も出展しました。同館と連携して調査研究を行っている10余のサークルが様々なテーマを展開するなか、千葉昆のブースでは、館に来られた子供たちが「見て触れて楽しめる」展示や体験を通して、昆虫のことをよく知ってもらおう、と心がけました。千葉昆のブースに立ち寄っていただいた方は児童、生徒、保護者や一般の方を含めて220名を越えて盛況のうちに幕を閉じることができました。主な内容は次の通り。
1) ムシクイズに答えて世界の昆虫切手をゲット!
前回も好評だったため、今年も実施しました。昨年のムシクイズは少し難度の高いものがあったため、今回は低学年向けにやさしい問題を多く取り入れ「だんごむし、てんとうむ
し、でんでんむし、のうちで昆虫はどれ?」や「トンボの幼虫は、ヤゴ、ゲンゴロウ、ドジョウ のなかでどっちかな?」など作成した14問のうち、くじで選んでもらった1問に答えてもらいました。回答に窮した子供たちには写真や標本を見せながら、スタッフの的確なヒントによって、クイズに挑戦した108名全員が正解にたどり着き「世界の昆虫切手5種入り袋」をゲットしました。一般の方のチャレンジも受け付けたので用意した150セットは時間内にほぼなくなりました。
2) 蝶蛾幼虫及びスズメバチ成虫の生体展示
野外では蝶蛾の幼虫はこの時期になるとめっきり少なくなりますが、蝶蛾の生体幼虫(アカボシゴマダラ、フタトガリアオイガ、ホシホウジャク)を成虫写真付きで展示し、子供たちに直接、幼虫に触れてもらいました。フヨウやオクラの害虫で有名な黄色っぽいフタトガリアオイガは「刺さないの?」とこわごわと触っていた子供もしばらくすると慣れてきて次々とやさしく撫でていました。また、アカボシゴマダラは「猫の顔みたいでかわいい!」との声も多かったのですが、「外来生物であり、在来種のオオムラサキやゴマダラチョウへの悪影響を懸念している。」旨を、保護者の方にも説明しました。ホシホウジャクの尾角に「はてな?なぜ?」と考える児童もいて次代を担う昆虫少年・少女の片鱗を感じさせました。 なんといっても大人気を博したのがスズメバチの生きた成虫展示です。当日の朝、採集した「オオスズメバチ」のハタラキバチ(ワーカー)の中にオスバチが1頭混じっていたので、逃げ出さないように糸をつけて、子供たちの手に乗せ触れさせたり、胸に勲章のようにつけたりしました。親御さんがその様子を写真に撮り一緒にはしゃいでいました。勿論、千葉昆の会員でもある中央博職員の立会いのもと、「オスバチには刺す針はなく、針を持っているのは産卵管が変化したワーカー(♀)や女王バチであること、野外で見つけたスズメバチは雄雌の区別が難しくかつ刺すハタラキバチが殆どなので絶対に手を出さず、静かに退散すること。」などを強く指導しました。保護者の方はもちろん子供たちも最初は非常に怖がっていましたが、この体験は「よい思い出に」になったようです。ペットボトルに入っている元気な数頭のワーカーをそっと覗き込む姿が印象的でした。
3) 君もここれで虫捕りのプロに変身!
竿とネット、三角ケースなどの虫捕り用アイテムを、実際に身に着けてもらい昆虫採集の楽しさを疑似体験してもらうコーナーでは、直径1mの採集ネット枠を付けた長さ10mの採集ロッドをスタッフの助けのもと天井の高いホールで伸ばして歓声を上げている様子は、他のブースに来られた方も振り返る迫力でした。
4) 「千葉県の身近な虫、レッドデータ・外来種の昆虫、千葉県産カトカラ」の展示
県内で見られる身近な蝶やクワガタムシ、絶滅(危惧)昆虫、北上や侵入などによって最近採集できるようになった虫の標本を展示しました。千葉県でこれまでに採集されたカトカラ12種の展示は、蛾に詳しい方には大層喜ばれました。子供たちの多くはアゲハチョウの仲間やクワガタムシに興味津々でした。
5) 会誌「房総の昆虫」最新号の展示・閲覧
30号以前の会誌を入会案内チラシとともに無償配布、千葉昆会員が出版された日本産蝶の生態写真集の図版を展示しました。
私たちのブースに足をとめる子供たちの生き生きとした表情や、虫を見る時の目の輝きに触れ、付添いの父母が子供たち以上に真剣に質問をされるなどの場面もあって、充実した有意義な一日でした。また、昆虫少年・少女の育成には保護者も含めたフィールドでの昆虫採集体験や野外活動の必要性も痛感し、千葉昆が今後どのように関わっていくかも考えさせられました。準備から展示まで指導調整していただいたスタッフの皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。(木勢庄平)

自然誌フェスタ2015

自然誌フェスタ千葉2014
文化の日(2014年11月3日)に県立中央博物館で開催された「虫好き、花好き、化石好き-みんな集合-自然誌フェスタ千葉」のイベントに当会も参加し、ミニ展示や体験イベントを実施しました。主な内容等は次の通りである。
1) ムシクイズに答えて世界の昆虫切手をゲット!
クイズ13問を作成し、「クワガタムシで、キバの長い方は、オス、メスのどっち?」などの易しい問題をはじめ、少し難しい「アゲハチョウの幼虫が食べるのは、バラ、ミカン、クヌギのうちどれ?」、また「ハナクソハムシ、ムシクソハムシ、ミミクソハムシ、どれが本当にいるの?」の珍難問もあり、訪れた子供たちにくじで選んだ1問を答えてもらった。ヒントや標本箱を見ながら正解にたどり着いた人に「昆虫切手5枚入り袋」を提供した。150セットを用意したが、ほとんどがなくなるほどの賑わいであった。
2) 君もここれで虫捕りのプロに変身!
竿とネット、三角ケース、毒びん、たたき網などのアイテムを、実際に身に着けて昆虫採集の楽しさを疑似体験してもらうコーナーでは、10mの採集ロッドをスタッフの助けのもと天井の高いホールで伸ばして歓声を上げるなど、かなりの人気を集めた。
3) 千葉県の身近な虫、トピック的な昆虫の展示
県内で見られる身近な蝶やクワガタムシなどの昆虫、絶滅(危惧)昆虫、北上や侵入などによって最近採集できる虫の標本を展示した。子供たちは大きな蝶やクワガタムシに興味津々であった。
4) 「ミクロ蛾の楽しみ」、「ミドリシジミの低温処理飼育による斑紋変異」の標本展示
少々マニアックな展示でしたが、虫に詳しい方が見入り質問する姿も見られた。
その他、会誌「房総の昆虫」最新号の52号と53号の展示・閲覧、30号以前の会誌を入会案内チラシとともに配布、例会や採集会での活動を撮った写真の展示を行った。私たちのブースに立ち寄る子供たちが採集道具を身に帯びた時の生き生きとした表情や、標本など虫を見る時の目の輝きに触れ、出展した甲斐があった。このイベントは初の試みで、来館者の大半は小学生の高学年以上、との私たちの予測に反し、保護者同伴で低学年の子供たちが多かったので、来年はもう少し年齢層を低めにした展示等を考える必要があるようだ。準備から展示まで指導調整していただいた中央博及び談話会のスタッフの皆様にはこの場を借りてお礼申し上げます。(木勢庄平)

自然誌フェスタ2014

コメントは停止中です。