県立房総のむらトピックス展「むらの昆虫」

終了しました。ご来場ありがとうございました。

 昨年9月までの足かけ5年間に、昼夜合わせて115回、延べ1,085人が参加した昆虫相調査の成果を紹介します。
敷地面積はおよそ51ヘクタール。その多くが県北部ではもはや唯一といってもよい、適度に管理された里山環境です。そのような場所でどんな昆虫が見つかり、または見つからなかったのか。調査で得られた3,061種、総数30,000点を超える標本から精選した902種約1,500点を展示し、県北部における里山環境の一例として、県北部の昆虫相の概要とともに、その基準資料となるべき今回の調査成果を分かりやすく解説します。 会として初めて挑戦する博物館での展示事業です。ぜひご覧ください。

1.会期等
会期:2019年2月2日(土曜日)~3月17日(日曜日) 4月14日(日曜日)まで会期延長
休館:月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
会場:県立房総のむら風土記の丘資料館2F第3展示室
費用:無料(ただし房総のむら入場料が必要です)
※房総のむら入場料:一般300円(中学生以下及び65歳以上は無料)
休館日等の詳細は、房総のむら公式サイトをご確認ください。
県立房総のむら http://www2.chiba-muse.or.jp/MURA/

2.展示構成
(1)昆虫と四季
・県北部各地(≒房総のむら)でふつうにみられる種を、季節ごとに昼夜別に紹介します。
(2)昆虫と環境
・県北部(≒房総のむら)の樹林を代表する樹種に主体的に依存する種のほか、房総のむら各所の環境ごとにみられる種を空間別に紹介します。
(3)変わりゆく昆虫相
・調査成果の紹介です。関東平野・千葉県・県北部それぞれの初記録種、千葉県レッドデータブックなどによる保護対象種、外来種や分布拡大種・偶産種、そして県北部での過去の記録がありながら今回の調査では見つけられなかった種などを通して、昆虫相とは固定されたものではなく、常に変遷しつづけるものであることを示します。

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